脳神経外科Brain nervous surgery
こんな症状でお困りの方へ
脳神経外科で扱う病気の代表的な症状として、頭痛、めまい、吐き気、脱力感などがあります。脳は全身の司令塔であり、人間にとって最も大切な臓器の一つです。また脳は、一度傷つくと元に戻るのは難しい臓器でもあります。ほんのささいなことでも気になることがありましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
脳神経外科について、脳神経外科とは？
脳神経外科とは、「脳、脊髄、末梢神経系およびその付属器官（血管、骨、筋肉など）を含めた神経系全般の疾患のなかで、主に外科的治療の対象となりうる疾患について診断、治療を行う医療の一分野」です。（脳神経外科疾患情報ページより抜粋）
具体的には、主に脳卒中（脳梗塞・脳出血・くも膜下出血）、脳腫瘍、頭部外傷、てんかんなどの病気を扱います。
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- 頭痛
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頭痛には、原因となる明らかな病気がない「一次性頭痛」と、他の病気が原因となって起こる「二次性頭痛」があります。
二次性頭痛の原因となる病気には、脳卒中や脳腫瘍など命に関わるものがあります。特に突然ハンマーで殴られたような強い痛みが出現したときは、脳出血など一刻を争うことがありますので、ぜひ脳神経外科までご相談ください。
頭痛で来院される方の大部分は命に別状のない一次性頭痛であり、中でも「絞められるような重苦しい痛み」が特徴の「緊張型頭痛」と、「ズキズキと脈打つ痛み」が特徴の「片頭痛」が多くを占めます。長い間これらの頭痛でお悩みの方も多いのですが、それぞれ内服薬やリハビリテーション、ストレッチなどで解消可能です。
頭痛は、お話を聞くだけで診断がある程度つくことが多いです。ご来院される際には、以下の内容についてまとめておくと、診断や治療がスムーズに進みます。
- ・どんな痛みか？（締め付けられる、頭が重い感じ、ズキズキする、目の奥にえぐるような痛みがある、ハンマーで殴られたような激しい痛みなど）
- ・頭のどちら側が傷むか？（片側、両側、時によって違うなど）
- ・突然起こる痛みか、常に痛いのか？
- ・頭痛はどのくらいの時間続くか？（常に痛い、半日程度、３０分くらいなど）
- ・頭痛が来る前触れのような症状はあるか？
- ・動くと痛みが増すか？
- ・頭痛以外の症状はあるか？（肩こり、めまい、吐き気、光や音に過敏になる、涙や目の充血、鼻水や鼻詰まりなど）
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- めまい
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めまいには、「グルグル回る」めまいと「フワフワする」めまいがあります。
めまいとともに吐き気や嘔吐があることは珍しくありません。激しい頭痛やけいれん、手足に力が入らない・しびれがある、ろれつが回らない、物が二重に見えるなどの症状がめまいと同時に現れた場合は、脳卒中や脳腫瘍など、緊急を要する脳の病気が疑われます。急に症状が出た場合はすぐに救急車を呼びましょう。少し時間が経ってしまった場合でも、できるだけ早く脳神経外科を受診してください。
突然起こる「グルグル回る」めまい（回転性めまい）の場合、脳卒中の他、椎骨脳底動脈循環不全の可能性があります。頭に問題がない場合は、メニエール病や突発性難聴、前庭神経炎など、耳の病気の可能性があります。「左（右）を向くとめまいがする」というときは、良性発作性頭位めまい症状を疑います。
「フワフワする」めまい（浮動性めまい）は、突然起こって突然消えることあれば、「フラフラする感じ」「グラグラ揺れる感じ」が長期間続くこともあります。加齢でも起こりますし、高血圧や不整脈、うつ病などの病気が元になっていることもあります。
めまいで受診される時には
- ・症状はいつからあるか？
- ・突然めまいが出たか？気がついたらめまいになっていたか？
- ・めまいが出るきっかけはあるか？
- ・グルグル回るかフワフワ揺れるのか？
- ・他に何か症状はあるか？
などについてまとめておくと、より早く診断にたどり着けます。
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- 吐き気
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吐き気はいろいろな病気が原因で起こります。最も多いのは胃炎や逆流性食道炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍など消化器系の病気ですが、めまい発作に吐き気を伴うことも多いです。
くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍など脳の病気や心筋梗塞など命に関わる病気でも吐き気が起こることがあります。たかが吐き気、と侮らずにぜひ一度ご相談ください。
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- 脱力感
- 例えば片側の手足だけ急に力が入らなくなった、箸を持てなくなった、などの症状の場合は脳卒中を疑います。全身の力が入らない場合は、神経の病気のことがあります。その他、過労や風邪・発熱などでも脱力感が現れることがあります。おかしいな、と思ったら病院を受診しましょう。